全世界で爆発的ベストセラー世界15カ国で翻訳 実話です。
痛ましい遭難記録とエヴェレスト登山の最新の実態'96年5月、エヴェレストで日本人の難波康子さんをふくむ十数名の死者を出す大量遭難事故が起きた。
著者のクラカワーはアウトドア誌のレポーターとして、ニュージーランド人ガイドのひきいる登山隊に参加。当初の目的はいわゆる「ガイド登山隊」の実態をルポすることだったが、たまたま事件の当事者となり、幸運にも生還した。帰国後、辛抱強く取材を重ね本書を著した。なかでも登頂後、下山中に悪天に襲われ、あいついで六名が死んでいくさまを描いた後半部分は胸をうつ。やっぱり実話だと思うと緊張感が違います。
ドキュメンタリー好きにはお薦めです。(※ 文芸春秋 刊 )
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